2008年08月
モバタレGREAT ジェニック祭り
ブロードウェイ・ミュージカル『スウィング!』
- 出演:チャーリー・マーカス/マセーオ・オリヴァー/ランディ・シェイン/ローリー・ウェルズ/ウォーレン・アダムス/エヴィータ・アルセ/ローリー・バーバー/クリストファー・ベロイズ/ミシェル・アギラール・カマヤ/ジェシカ・ディロン/デジレー・デュアルテ/マーク・スチュワート・エクスタイン/デイヴィッド・イングル/マイケル・ジャガー/アデアラーニ・マリア/ポール・ロメロ・ジュニア/カルロス・シエラ/マイケル・スナイプ・ジュニア/ジュリー・ヴォシェル
- 会場:Bunkamura オーチャードホール
6年ぶりのツアカンの来日公演。50min×2で正味100min。前に観たのが何分6年前でところどころ忘れかけていた。
前回も出ていたアデアラーニ・マリアが相変わらず可愛い。ふむ。
秦組旗揚げ公演 Pain
- 作/演出:秦建日子
- 振付:加藤清恵
- 出演:松下修/築山万有美/滝佳保子/納谷真大/工藤里紗/渡邉絋平/新井みずか/佐藤寛子/井筒大介/徳永笑美里/小坂逸/長塚全/藤岡麻美/翠川ゆき/青木愛/足木俊介/新保竜也/山岸史卓/北村智晃/小林寿美子/徳城慶太/吉川麻美/斉藤じゅん
普段は初日・中日・楽くらいは見る秦芝居も今回は今日のみの観劇。8月の下旬はスケジュールがキツイw。
で、painですが初演は及川ゆうきで見に行ったなぁ。チケットはNeccaで手売w。そしてその及川と同僚であった池永亜美の千秋楽とバッティングしてしまいこのpainの楽は行けなくなった。ある意味、運命よのぅ。
初演は銀之丞の切れっぷりと今回は松下修が演じていた編集者の役を演じていた大森ヒロシの献身的な調整ぶりが懐かしい。大森いなかったら完璧に銀之丞だけの芝居だったもんなぁ。最近はハロプロ芝居でよくお見受けしますが、常に良い人の役ですな。大森ヒロシがブログで今回の再演について一くさりしたようですが、オリジナルキャストにとって自分の役って思い入れ強いんですよね。平田オリザが転校生を再演出来ないくらいに、だいたいオリジナルキャストの納得は得られないものらしいw。
で、今日は初演に今回の築山万有美の役で出ていた田中恵理のブランチのうんと後輩の鈴木あきえが客席にいた。鈴木あきえは絶対に知らない事なんだろうけど。でキャストの交代は作品の性質もうんと変えてしまっていた。初演の設定でやるのならばそれこそあそこに新井みずかを入れるか、観に来ていた鈴木あきえでも入れるしかないのだが。母親が20歳のままに見える設定は捨てた分だけ作品の持つある種の痛みはやや減ったようには感じた。
で、今回は改訂版であり別バージョンと言える位まで手も入れられているので、正確には再演では無いのでしょうが、ストーカー女はオリジナルの築山万有美から工藤里紗に引き継がれていた。キャスト陣も秦作品初出演は佐藤寛子くらいで、ワークショップ出身者で固めているために、役者とのコミュニケーションはあいさつから始めなくて良い感じではありますね。今後のこのカンパニーの座組もこんな感じになるのかな?
で、作品の方はどれくらい手が入っているかというと。まず見やすい。ストーリーも順番を追って作られている。そして、サイドストーリーが追加されていてエピソードが多重になっているのに、分かりやすい。そして、満遍なく気を使ったシーンの全キャストへの配給。キャストも絶叫が無くなった分だけ台詞が追える。母親が20歳に見えるという設定も分かりづらい設定だったので捨ててよかったのかな?
これを演出家の成長と呼ぶのでしょうw。徳永笑美里と長塚全の演じるゴルフコントが社会への自分のスタンスを思い悩む秦の現在の心の揺れを表現していると感じた。
そういえば、松下修のセリフであった「何もしていないのに自分は出来る子と思い込む」という部分は、うちの嫁には当たり前じゃんと言っていた。ある意味衝撃だったなぁ。そういえば、ぬるいダンスしかしていない時に海外でダンサーになると大口叩いてたもんなぁ。結果論で言えば大口でもなんでもないんだけど、さ。
女教師は二度抱かれた
- 作・演出:松尾スズキ
- 出演:市川染五郎/大竹しのぶ/阿部サダヲ/市川実和子/荒川良々/池津祥子/皆川猿時/村杉蝉之介/宍戸美和公/平岩紙/星野源/少路勇介/菅原永二/ノゾエ征爾/浅野和之/松尾スズキ
- 会場:シアターコクーン
淡白な大人計画の作品が続いていたが、この作品はメチャクチャ深い。
大竹しのぶのすごさが出るなぁ、こういう役だと特に。